ブラック企業でなくても退職代行を使ってもいいのか？

退職代行ReLife伊藤
2024年8月21日
読了時間: 4分

考え込む日本の会社員がデスクに座り、退職代行サービスを利用するかどうかを悩んでいる様子。ブラック企業で働くことへの不安が表情に現れており、職場環境の問題が影響していることを示唆する場面。

退職代行ReLifeの伊藤です。

今日は、「働いている会社がブラック企業ではないと思っているけど、退職代行を使ってもいいのか？」という疑問についてお話ししたいと思います。多くの方は、「退職代行を利用するのはブラック企業に勤めている人だけ」というイメージをお持ちではないでしょうか。しかし、実際には、退職代行サービスを利用する理由はそれだけではありません。会社がブラック企業かどうかに関わらず、働く環境や人間関係、キャリアの方向性など、さまざまな要因がストレスの原因となり、退職を考えることがあります。そのため、ブラック企業に勤めていなくても退職代行の利用が推奨されることも少なくありません。

近代的なオフィスに座るオフィスワーカーが、スマートフォンを手にして退職代行を使って退職するかを考え込んでいる様子。片手で顎を押さえ、悩んでいるような表情をしている。背景にはデスク、コンピュータ、書類などがあり、日常的なオフィスの雰囲気が漂っている。

ブラック企業に所属していなくても退職代行を使ってもいい理由

ブラック企業に所属していなくても退職代行を使ってもいい理由は、「自分では退職の意思を伝えにくい」「職場との関係をこれ以上悪化させたくない」といった場合に、退職代行サービスが非常に有効だからです。

退職代行を利用することで、職場に直接顔を合わせることなく退職手続きを進められるため、精神的な負担を軽減することができます。「自分が甘えているのではないか」と不安に思うかもしれませんが、退職代行を使うかどうかは、あなた自身の気持ちや状況次第です。今の状況が自分にとって良くないと感じたら、退職代行を選ぶことは決して悪いことではありません。

「サービス残業」「暴言」などブラック企業の項目がチェックリストにあり、心配そうにチェックしているオフィスワーカー。

自分の所属している会社がブラック企業か判断する方法

では、そもそも自分の所属している会社がブラック企業かどうか、どのように判断すればよいのでしょうか。ブラック企業の定義は明確ではありませんが、一般的には以下のような特徴が見られる場合、ブラック企業の可能性があります。

過度な長時間労働が常態化している：残業が月に100時間を超える、休日出勤が続くなどの状況は、労働基準法に違反している可能性があります。
パワーハラスメントやセクシュアルハラスメントがある：上司や同僚からの不適切な発言や行動が繰り返され、改善されない場合も問題です。
正当な給与や手当が支払われない：残業代が出ない、有給休暇が取得できない、給与が遅れるなど、金銭的な面でのトラブルもブラック企業の兆候です。
労働契約や法律に違反している：労働契約書が存在しない、あるいは契約内容が曖昧で、実際の業務内容が契約と異なる場合も問題です。

これらに該当する場合は、退職代行を使って退職することを真剣に考えた方がいいかもしれません。そして、労働基準監督署や弁護士に相談することをお勧めします。自分の会社がブラック企業であるかどうかの判断は難しいかもしれませんが、専門家の意見を聞くことで、状況を冷静に見つめ直すことができるでしょう。また、明確に上記項目が該当していなくても判断に迷う項目があるなら、それがまさに「ブラック企業ではないけど退職代行を使って退職することを真剣に考えた方がよい」状態である可能性が高いと言えます。

笑顔のオフィスワーカーがオフィスを出る際、「退職代行」と書かれた看板の前を通ります。

自分の所属している会社がブラック企業だった場合にまず考えることは自分の健康と安全

もし、自分の所属している会社がブラック企業であると感じた場合、まず最初に考えるべきことは、自分の健康と安全です。健康や安全に危険を感じる状況であれば、直ちにその環境から離れることを優先するべきです。また、ブラック企業ではなくても、定期的にその会社を離れることが頭によぎる状態であれば、退職を考える段階なのかもしれません。

退職が頭によぎったら、一人で悩まずだれかに相談することも有効です。身近に退職の相談をする人がいなければ、退職代行ReLifeではコーチングの専門家が親身になって相談に乗ることもできます。