退職代行でやめられた会社の現実:どうしてこうなった?
- TaiCo社長
- 2024年8月22日
- 読了時間: 4分
退職代行ReLifeの伊藤です。
突然ですが、皆さん、会社で大事にしていた社員が退職代行を使ってやめてしまったら、どんな気持ちになるでしょうか?いつも退職代行を利用される方向けにお話ししていますが、今日は趣向を変えて会社様宛のお話です。今日は「会社側のホンネ」に迫りながら、どうしてそうなったのかを一緒に考えていきたいと思います。
ちょっとしたショック療法かもしれませんが、どうかお付き合いください。

大事にしてたのに…やめられた会社側の言い分
「うちの会社はアットホームで、社員のことを家族のように大事にしていたはずなのに…」なんて、退職代行を使って去られた会社は思うかもしれません。特に、中小企業の社長さんなんかは「え、あんなに誕生日も祝ってたのに?」とショックを隠せないでしょう。
しかし、社員が退職代行を使った背景には、会社側が見えていなかった何かがあったのかもしれません。社員は「辞めたい」と言い出しにくい環境だったり、上司に対して不安や不信感を抱いていた可能性もあります。会社としては大事にしていたつもりでも、社員から見れば「そこじゃないんだよな…」と感じていたのかもしれませんね。

埋まらない 使用者と労働者の溝
会社側は「なんでそんなことで?」と思ってしまうかもしれませんが、ここには深い溝があります。会社は利益を上げるために、効率よく運営することを第一に考えがちですが、労働者側の視点は違います。彼らは、自分の働く環境や待遇、そして将来への不安を常に抱えています。
例えば、「やっと金曜日だ、やった!でも、月曜日が来るのが憂鬱だな…」と感じている社員がいるとしましょう。会社側としては「え、そんなに嫌だったの?」と思うかもしれませんが、実際には労働者は日々の小さな不満やストレスを積み重ねていることが多いです。
こうした溝が埋まらないまま放置されると、社員は「もう無理…」と心が折れてしまい、最終的に退職代行に頼ることになるのです。会社側がこの溝に気づき、少しでも歩み寄ることができれば、「やめられた」という事態を避けられたかもしれません。

「やめられた」とならないようにするには
では、どうすれば「やめられた」とならないようにできるのでしょうか?方法はいくつかありますが、簡単なものを一つ…答えはシンプルですが、実行するのは意外と難しいかもしれません。それは、社員とのコミュニケーションを大切にすることです。えっ、そんな簡単なこと?と思うかもしれませんが、ここが一番のポイントです。
社長や上司が「今日もお疲れ様!」と気軽に声をかけたり、ちょっとした不満や悩みを聞いてくれるだけで、社員は「ちゃんと見てくれてるんだ」と感じます。そして、「やめたい」と思う気持ちが少しでも軽減されるのです。
また、働く環境を改善する努力も必要です。例えば、柔軟な働き方の導入や、労働条件の見直しなど、小さなことでも積み重ねることで、社員が「ここで頑張ろう」と思えるようになります。

退職代行会社が退職を伝える連絡をする会社への思い
さて、退職代行としては、会社に退職の連絡を入れるのも正直大変です。だって、私たちも一応会社組織ですから、企業側の気持ちもわかるんですよ。「またか…」と思うこともありますし、「逆に申し訳ないな」と感じることもあります。
でも、私たちがこの仕事を続けているのは、お客様と会社様の双方にとって最善の結果をもたらすと信じているからです。退職を希望するお客様が幸せな未来に進むために、そして会社が次の一手を打てるようになるために、退職代行が必要なのです。
私たちは、ただ単に退職を代行するのではなく、両者の幸せに繋がる橋渡しをしていると考えています。だからこそ、会社側にとっても納得のいく形で退職を成立させることを目指しているのです。

まとめ
退職代行を使われて「やめられた」と感じる会社側の気持ちには、深いショックや悲しみがあるかもしれません。しかし、それはお互いの溝が埋まらなかった結果でもあります。コミュニケーションを大切にし、労働者の視点に立って考えることで、この溝を少しでも埋めることができれば、きっと良い関係を築けるはずです。
退職代行の会社でお客様の最大の味方ではありますが、連絡する会社様の気持ちを汲み取り、リスペクトを忘れない仕事を意識し精進していきたいと思います。
【退職代行ReLife】
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